秋番茶って…?
『秋番茶ってなーに?』って思われる方って結構多いんじゃないかな?
と思いまして、ちょこっとお茶のお話でも!
終番茶とも書くのですが、(
しゅうばんちゃ)と読みます。
お茶ってなんと年間4回も収穫するんですよ~!!!その最後に収穫するお茶になります。
皆様おなじみの
新茶っていうのは春先(4月終わり~5月頭)ごろに収穫するお茶の事を言います。
(新茶の時期を過ぎると一番茶とも言いますね。)
新芽の季節、冬の間に古い葉は刈り落とされて、柔らかい芽が茶畑一面に広がり、若草色の絨毯のよう!一番柔らかく、甘みのあるお茶ができます。
成分的にもカテキン・カフェインを含めいろいろな栄養分が含まれています。一番の成長期かな?
続いて、
二番茶(にばんちゃ)・三番茶(さんばんちゃ)の収穫があります。
この2つはどちらかを収穫する形になります。時期は(6月半ば~7月終盤)と(7月半ば~7月終盤)
新芽より少し大きく日の光や梅雨の雨をうけてすくすく成長した茶葉です。
味はやっぱり新茶より劣ってしまいますが、普段使いで飲まれる方も結構いますね。
善光園では有機栽培・自然栽培のため、草の成長も早く、虫さんが元気だったりして毎年安定した収穫は期待できません。
肥料などをほとんど(自然栽培では全く)与えてないため、この時期の芽が一番慣行栽培(普通の栽培)との違いが出てきますね。
今年も収穫は少なく、紅茶用にしたので『するが二番茶』は在庫切れしてしまいました。申し訳ありません><
そして、現在収穫しているのが4番目の収穫時期の番茶です。
秋番茶という名の通り、10月の秋にとれるお茶です。
最後の収穫なので終番茶とも言います。
夏の間、太陽の光をいっぱい浴びて、葉が大きく固く成長しています。
製茶した茶葉も大きく、かさばりますので、茶葉の入れる量はちょっと多いかな?ぐらいたっぷり入れてくださいね。
成分的にはカフェインなどがとても少なくなり、胃にやさしいお茶なのでお子様や妊婦さんなどに好まれますね。
夜に緑茶を飲みたいけどカフェインが気になる…という方は番茶がおすすめ☆
熱湯でさっと入れていただけるお手軽さとさっぱりした飲み口が特徴のお茶です。
この秋番茶を焙じる(いる・こがす)のが
ほうじ茶。
関西など地域によってほうじ茶の事を『番茶』と言ったりもします。
香ばしい香りとやさしい味が特徴のお茶です。こちらも熱湯でOK。カフェインが苦手な方に人気があります。
善光園では
『ほうじ玄米茶』を作ったらこちらも大人気になりました。
まだあまり無い種類のお茶ですが、香ばしいお茶がお好きな方は是非お試しください。
カフェインは番茶・ほうじ茶よりもさらに少なくなります。
無肥料自然栽培の
一番茶ほうじはその名の通り新茶を焙じているお上品なほうじ茶です。
香りなど全然違いますので一度飲み比べてみてくださいね~
※また、番茶・ほうじ茶は収穫してから1年以上置いた方がおいしくなりますので今収穫しているお茶は来年以降の販売になります!
今回も長くなってしまいました。説明って難しいですね。次女チャイでしたー!
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